どうしてイタリアに転勤なんかしたのお父さん、私は…
今の生活を怨みます。
愛し方
「ねぇ、お姉ちゃん…」『大丈夫よ、ほら私がいるから、安心して寝なさい?』
小さい弟の横に添い寝し、頭を撫でてやった。
「でも…っ!」
弟の異変に背筋が凍った。
素早くベットを下り、戸口を見た。
「おや、ここに居たんですか、探しましたよ。」
『な…何かしら?』
「酷いですね、もうお休みの時間だというのに僕と寝てはくれないのですか?」
クフフと怪しげに笑う彼の名は六道骸。
「お父様は今日もお帰りにはなりませんよ、期待しても無駄です。
さあ、早く…貴方の寝室へ。」
私は弟に無理矢理作った笑みを見せ、骸の元へ行った。
そう、逆らえは出来ない。
彼は不可思議な幻術と暴力で私達の家族を脅す。
そう、家族は私にかかっている。
だから、
逃げられない。
そう自分に言い聞かせる。
私が彼の元に行くと突然視界が半回した…。
俗にいうお姫様だっこ…。
彼はその妖艶な笑みを顔に貼付けたまま、私の寝室へと連れて行った。
そして入り次第、私をベットへ投げ、私の身に乗ってくる彼。
必死で感情を押し殺す
「おやおや、そんな顔しないで下さい?
貴方には笑顔が1番似合うんです」
キスを頬に落とし、髪がさらっと落ちて彼の赤い右目が見える。
紫に刹那光ると私の両手首は花の蔦に絡まれて動けなくなっていた。
これも何時もの事。
私の洋服を三叉槍で胸元を裂き、ブラジャーがあらわになる。
『今日はピンクですか…、可愛らしいですね』
愛おしそうに下着に触れ、美的鑑賞に不必要かつ邪魔な服をちぎり取った。
そして私に抱き着き、首筋に顔を埋めキスを繰り返す。
『チ・アーモ』
愛してると濡れた瞳で言う。
それもその筈、六道骸はファミリーから逃げている最中に私に学校の帰り道で逢い、一目惚れしたのだから。
・・・自惚れでないだろう。
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