学校からの帰り。
その時みた薄汚れた服を着た三人の男子は私を囲んだ。

『…観光客じゃないからお金は持ってません』
未だ慣れないイタリア語で一人を突き放して言った。
私はその隙に逃げようと思ってたのだが、手首を掴まれてしまった…!

「いいえ、当分潜伏先が必要なだけなんです。だから、これから君の家の主は僕だ」
『ふ、ふざけないで!』
「おおっと、僕は暴力は嫌いなんです。
事は早くすませたい。

君の父は大使館の者でしたね?
大切な家族を失いたくなければ、僕の言う事はお聞きなさい。

どちらにしろ、君に選択権はありませんよ。
僕の玩具のお気に入りになるのだから…、」

その時に微笑んだ彼はとても妖艶で私は彼の双眸に、色素のない瞳とある瞳に吸い込まれた。

そう、
それは磁石のように・・・。

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