高嶺の花


僕が進学する高校は一番偏差値が高い学校にした。
単位制でいつでも並中にいって風紀を乱さないようにする為に。

高校でも風紀委員になろうと思ったが、この学校の絶対的権力は生徒会にあった。
だから僕は生徒会長になった。
他の役員は使えない奴らばかりで風紀が乱れてこの上ない。

特にそう、彼女は。

校則に華美な服装は慎むようにと第23条に書いてある。
なのに彼女はいつも明るく染めた頭に大きなリボンや造花をのせて、大きく膨らましたスカートには華美過ぎるレース等のひらひらがついたものを着ている。

ほら、今日も彼女は登校してくる。
今日の空を映したようなブルーの花柄のジャンパースカート、頭にはそれと同じ生地を使った大きな帽子。
この部屋の窓からは細かいところは見えないけれど、きっとまたレースにそれはあふれているのだろう。

・・・・彼女はいつも群れてないからいいけど。

でも、いい加減勧告をするべきだと思う。
いくら普段は基準服ではなく私服でも可能だからって、これはやりすぎだ。
風紀が乱れる。

僕は誰もいない生徒会室を後にした。

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